ハイアット ホテルズ コーポレーション(Hyatt Hotels Corporation)は2025年8月21日、関電不動産開発株式会社との提携により、大阪・なんばに「Hyatt Centric Namba Osaka(ハイアット セントリック なんば大阪)」を開業すると発表しました。開業予定は2031年。新ホテルは、南海電鉄、大阪メトロ、関電不動産による大規模再開発の一環として、28階建ての複合施設に誕生し、なんば駅と直結する好立地に位置します。
大阪初の「Hyatt Centric」、都市の中心で“発見”を楽しむホテルへ
「Hyatt Centric Namba Osaka」は、世界中の主要都市に展開するライフスタイルホテルブランド「Hyatt Centric(ハイアット セントリック)」としては、大阪初の開業となります。全267室の客室に加え、15階に設置されるロビーからは、大阪の街を一望できる眺望が楽しめます。
ホテル内には、オールデイダイニングのレストラン、活気あるラウンジ、フィットネスセンター、会議・イベントスペースが設けられ、28階にはなんばの街並みを一望できるルーフトップバーも計画されています。都市型ホテルでありながら、くつろぎと賑わいを共存させた空間設計が魅力です。
再開発が進むなんばの新たなランドマークに
「Hyatt Centric Namba Osaka」が位置するのは、大阪を代表する繁華街・なんば。道頓堀や新世界、心斎橋といった観光地が徒歩圏にあり、関西国際空港や京都・神戸へのアクセスも良好な交通のハブでもあります。
本プロジェクトは、南海電鉄・大阪メトロ・関電不動産が共同で手掛ける大規模再開発であり、ホテルはその中心的な存在として、地域全体の魅力を高める役割も期待されています。観光客はもちろん、出張やイベント参加で訪れるビジネストラベラーにとっても、利便性の高い拠点となるでしょう。
観光・ビジネスどちらにも嬉しい利便性と体験価値
現地目線で注目したいのは、駅直結という抜群の立地。関西国際空港から南海電鉄で乗り換えなしでアクセスできる点は、訪日外国人旅行者にとって大きな魅力です。また、周辺にはグルメ・ショッピング・エンタメが揃い、観光拠点としても最適。
さらに、Hyatt Centricブランドの特徴でもある“ローカル体験”の提供にも期待が集まります。ホテルスタッフは周辺の隠れた名店や文化スポットを紹介してくれるなど、単なる宿泊では終わらない、街の魅力を引き出す滞在が可能となるでしょう。
ブランド紹介:Hyatt Centricとは?
「Hyatt Centric」は、ハイアットの“Classics Portfolio”に属するフルサービス型ライフスタイルホテルブランドです。「探検心あふれる旅人のための発見の起点(Launchpad for Discovery)」をコンセプトに、世界中の活気ある都市の中心部に展開。
現在日本国内では、「ハイアット セントリック 銀座 東京」「ハイアット セントリック 金沢」が運営中。さらに2026年には「ハイアット セントリック 札幌」が大通公園近くにオープン予定で、今後の国内展開にも注目が集まっています。
Hyatt Centricのホテルは、地元のカルチャーに根ざしたデザイン、地元食材を活かしたレストラン、地元の人々も集まるソーシャルスペースなど、単なる滞在先ではなく「街を体験するための拠点」となることを重視しています。
今後の展望:大阪・関西圏のインバウンド需要に期待
2025年には「大阪・関西万博」が開催され、国内外からの注目が集まる関西エリア。こうした流れの中で、「Hyatt Centric Namba Osaka」の開業は、地域の魅力を世界に発信する起爆剤となることが期待されます。
また、ハイアットは日本国内でのポートフォリオ拡大を積極的に進めており、都市型のライフスタイルホテルに対する需要の高まりにも対応。訪日観光客やミレニアル世代を中心としたトレンドにマッチしたブランドとして、Hyatt Centricの存在感は今後さらに強まるでしょう。
出典・引用元
Hyatt Hotels Corporation – Press Release (2025年8月21日発表)
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
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