2025年8月26日、**Hyatt Hotels Corporation(ハイアット ホテルズ コーポレーション)は、マレーシア・クアラルンプールの新たなランドマーク「KLミッドタウン」に「ハイアット リージェンシー クアラルンプール(Hyatt Regency Kuala Lumpur)」**を開業したことを発表しました。ハイアット リージェンシーとしては、同市への再出店となり、これでクアラルンプールにおけるハイアットブランドのホテルは7軒目。今回の開業により、同ブランドのグローバルな展開がさらに拡大しています。
隈研吾氏の建築美が際立つ、自然と調和した都市型ホテル
今回のホテルは、日本を代表する建築家・隈研吾氏が設計を担当。木、石、紙といった自然素材が随所に用いられ、隈氏の哲学である「軽やかさ」「透明性」「環境への配慮」がデザインに丁寧に反映されています。
館内は、都市の中心にありながらも静けさと洗練を感じさせる空間が広がり、自然と都市が融合するラグジュアリーな滞在体験を提供します。ホテルが位置するKLミッドタウンは、近年急速に発展を遂げているエリアで、近隣にはクアラルンプール最大級の展示場MITEC(マレーシア国際貿易展示センター)も。観光・ビジネスのどちらの目的にも対応できる便利な立地です。
ビジネスも家族滞在も快適に。多彩な客室とレジデンス
全410室のうち、客室とスイートが306室、サービス付きレジデンスが104室と、短期・長期どちらの滞在にも対応。客室タイプは15種類、スイートは22種類もあり、レジデンシークラスには1〜2ベッドルームの広々とした間取りが用意されています。
さらに、レジデンス専用のロビーや送迎エリアが完備され、まさに“暮らすように泊まる”滞在が可能。ファミリー、出張者、長期滞在者にもぴったりの仕様です。
特筆すべきは、クラブラウンジ「Regency Club」。朝食からカクテルタイムまで、くつろぎの時間が提供され、ワンランク上の滞在を演出します。
本格中華から和食バーまで。美食の旅がここに
「ハイアット リージェンシー クアラルンプール」では、4つの個性的なダイニングが用意されています。
- Midtown Brasserie:終日営業のブラスリー。地元食材を活かした多国籍料理。
- Midtown Lounge:陽の光が差し込むラウンジで、上質なアフタヌーンティーを。
- China House:本格中華料理を提供。特に薪焼き北京ダックは必食。北部中国の伝統料理を洗練された空間で。
- ENSŌ Izakaya & Bar:エドマエ寿司、東京・豊洲直送の刺身、日本酒とウイスキー、そしてDJが奏でる夜。大人の社交場としての魅力が詰まっています。
料理の哲学は、「本物と持続可能性」。地元農家や漁港との連携により、サステナブルな食材を活かした料理を提供しています。
イベント・MICEにも最適。都会の癒しとビジネスの融合
ビジネス利用にも大きな強みを持つ同ホテルは、柱のない大宴会場を含む16の多目的会議室を備え、各階には自然光が差し込むレイアウトが施されています。
さらに、禅をテーマにした屋外「Courtyard」や、最新設備を整えたフィットネスジム(24時間営業)、そして32階にはレジデンス専用インフィニティプールとキッズクラブも完備。ファミリーにも安心です。
宿泊者専用の5階インフィニティプールもあり、緑に囲まれたプールサイド「Breeze Pool Bar」でのんびりと過ごすことも可能です。
観光・ビジネス利用、どちらにもおすすめの一軒
クアラルンプール中心部の新開発エリアに位置することから、観光の拠点としても、またMITECを利用するビジネス出張者にとっても非常に便利な立地です。
空港からのアクセスも良好で、ショッピングモールやローカルグルメが楽しめるスポットも徒歩圏内。ラグジュアリーながらも実用性を兼ね備えた、新時代のホテルといえるでしょう。
Hyatt Regencyブランドとは?
**ハイアット リージェンシー(Hyatt Regency)**は、世界40か国以上、240軒を超えるグローバルネットワークを誇るハイアットの主力ブランドのひとつ。洗練された空間デザイン、充実した会議設備、そして“人と人をつなぐ”ことをテーマにしたホスピタリティで、50年以上にわたり多くのファンを魅了しています。
都市型ホテルからリゾートまで展開し、代表的な施設には「ハイアット リージェンシー東京ベイ」や「ハイアット リージェンシー バリ」などがあります。
今後の展開と業界トレンド
今回のクアラルンプールでの再進出は、ハイアットの東南アジアにおけるプレゼンス強化の一環と考えられます。今後もKLやバンコク、ジャカルタといった都市を中心に、高級志向かつ長期滞在にも対応できるホテルの需要は高まるでしょう。
また、建築デザインにおける日本人建築家の起用、サステナビリティ重視のダイニング、キッズ対応の充実など、グローバルトレンドを取り入れたラグジュアリーホテルの新しい形として、今後の展開にも注目が集まります。
出典・引用元
公式プレスリリース(Hyatt Hotels Corporation)|2025年8月26日発表
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
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