2026年3月23日発表。フランスのホテル大手アコーは、「MGallery Collection」や「Emblems Collection」などのコレクションブランドのグローバル展開を加速していると発表しました。現在、世界で180軒以上を展開し、さらに125軒以上が開発パイプラインに控えており、今後数年で65%以上の成長が見込まれています。独立系ホテルの個性を活かしながら、グローバルネットワークを提供する“ソフトブランド戦略”が、ホテル業界の新たな潮流として注目されています。
コレクションブランドとは?個性と規模を両立するアコーの戦略
アコーは現在、45以上のブランドを展開する世界最大級のホテルグループの一つです。その中でもコレクションブランドは、独立系ホテルの「個性」を維持しながら、アコーの販売・マーケティング・ロイヤルティ(ALL)といったインフラを活用できる仕組みです。
背景には、独立系ホテルオーナーのニーズの変化があります。ローカルで培ったブランド価値やデザイン性を保ちつつ、世界中の顧客にリーチしたいという需要が高まっており、アコーのコレクションブランドはそのニーズに応える形で急成長しています。
現在、コレクションブランドは全体のわずか3%の規模ながら、開発パイプラインの8%を占めるまでに拡大しており、今後の成長戦略の中核と位置付けられています。
注目①:ラグジュアリー志向の「Emblems Collection」が本格展開
「Emblems Collection」は、アコーの中でも比較的新しいラグジュアリー系ソフトブランドです。現在13軒(約1,000室以上)が開発中で、2032年までに60軒体制を目指しています。
2025年11月には英国で初のホテル「Lucknam Park Hotel & Spa」が開業し、ミシュラン星付きダイニングやウェルネス施設で高評価を獲得。さらに2026年6月にはカナダ・ロッキー山脈に「Rimrock Banff」が開業予定と、自然や文化と結びついた唯一無二の立地が特徴です。
ギリシャやイタリアでも新規開業が控えており、「目的地そのものが体験になる」ラグジュアリーホテルとして存在感を強めています。
注目②:「MGallery Collection」は125軒超へ拡大、都市型でも強み
デザイン性とストーリー性を重視する「MGallery Collection」は、すでに125軒以上を展開する主力ブランドです。2022年以降で約30%成長しており、さらに50軒以上が開発中です。
フランスやギリシャを中心に展開が進み、アテネではスイート特化型の新コンセプト「Athens Capital Suites」も誕生。都市型ホテルでありながら、その土地の文化や歴史を反映した体験ができる点が支持されています。
また、東南アジアや新興デスティネーションへの進出も進んでおり、グローバルでの存在感をさらに高めています。
注目③:ライフスタイル重視のEnnismore系ブランドも拡大
アコー傘下のライフスタイル企業Ennismoreも、コレクション戦略を推進しています。「Morgans Originals」や「Paris Society Hotel Collection」は、ホテル・カルチャー・コミュニティを融合した独自のポジションを築いています。
2026年にはギリシャの「LUURA Paros」やインドの「Roswyn Mumbai」が開業予定で、新興市場への進出が加速。特にMorgans Originalsは、1984年に誕生した“ブティックホテルの原点”とも言えるブランドで、個性派ホテルの象徴的存在です。
注目④:急成長中の「Handwritten Collection」はコンバージョン戦略の核
2023年にスタートした「Handwritten Collection」は、すでに40軒以上を展開し、さらに45軒以上が開発中という急成長ブランドです。
既存ホテルのリブランド(コンバージョン)を中心に拡大しており、オーナーの個性やストーリーを尊重しながら、アコーのシステムに統合できる柔軟性が評価されています。ヨーロッパ各国での開業実績も増えており、中価格帯市場での存在感を急速に高めています。
現地目線での注目ポイント:旅行者にとって“選択肢が一気に広がる”
この動きは旅行者にとっても大きなメリットがあります。従来の「均一なブランドホテル」とは異なり、コレクションブランドでは都市ごとにまったく異なる体験が可能です。
例えば、同じMGalleryでも、南仏のリゾートとアテネの都市型ホテルでは雰囲気が大きく異なります。「どこに泊まるか」だけでなく、「どんな体験をしたいか」でホテルを選ぶ時代において、こうしたブランドは非常に魅力的です。
また、ALL(Accor Live Limitless)を通じてポイントや特典を活用できるため、独立系ホテルでありながら会員メリットも享受できる点は大きな強みです。
ブランド解説:アコーが描く“ソフトブランド”の未来
アコーのコレクションブランドは、大きく3つの層に分かれます。
ラグジュアリーの「Emblems」、プレミアムの「MGallery」、そしてミッドスケールの「Handwritten」です。
さらにEnnismoreのブランドが加わることで、ライフスタイル領域までカバー。これはマリオットの「Autograph Collection」やヒルトンの「Curio Collection」と同様の戦略ですが、アコーはより幅広い価格帯と世界観で展開している点が特徴です。
今後の展望:ホテル業界は“個性×ネットワーク”の時代へ
今後、ホテル業界では「独立性」と「グローバル展開」の両立がますます重要になります。アコーのコレクションブランドは、このトレンドを象徴する存在と言えるでしょう。
特に新規開発だけでなく、既存ホテルのリブランド需要を取り込むことで、成長スピードはさらに加速する見込みです。旅行者にとっても、画一的ではないユニークなホテル体験が増えることで、旅の楽しみ方がより多様化していきそうです。
出典
アコー公式プレスリリース
https://group.accor.com/en/press/press-releases/2026/global-expansion-collection-brands
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
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