2025年7月1日、マリオット・インターナショナルは、ライフスタイルホテルブランド「W Hotels」の最新施設として、イタリア・フィレンツェの中心部に**W Florence(ダブリュー・フローレンス)**を正式に開業しました。
歴史的建築物「グランドホテル・マジェスティック」を現代的に再生し、芸術とデザインの都フィレンツェにふさわしい、大胆かつ洗練された都市型リゾートとして注目を集めています。
フィレンツェ中心部、歴史と現代が融合するWブランド2軒目の旗艦ホテル
W Florenceは、W Hotelsとしてはイタリア2軒目となるラグジュアリーホテルで、**Piazza dell’Unità Italiana(イタリア統一広場)**に位置し、ドゥオモやサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にも徒歩圏という抜群のロケーションです。
ホテルは**全119室(うちスイート16室、ペントハウス1室)**を備え、中心に配された中庭や屋上ガーデンなど、室内外が一体となった空間デザインが特徴。開放感とプライバシーのバランスが取れたレイアウトが旅人を迎えます。
イタリアンモダンと60年代レトロが融合した唯一無二のデザイン空間
建物は、1968年に建築家ランド・バルトリが設計したモダニズム建築をベースに、Genius Loci Architettura(GLA)がサステナビリティ規格(LEED Gold・WELL Silver)に対応するかたちでリノベーション。インテリアはWプラハなどを手がけたAvroKOが監修しています。
幾何学模様や大胆な配色、ミラノファッションに着想を得たインテリアが随所にちりばめられ、ホテル内のどこを切り取ってもフォトジェニック。中でも、ロンドンのAdam Ellis Studioによるミューラルアートや、イタリアンレトロを感じさせるブルーのラバーストーンバーは必見です。
注目のダイニング体験:「Tratto」「Zefiro」「Akira Back」
W Florenceでは、フィレンツェのグルメシーンに新風を吹き込む3つのレストランが展開されます。
- 🧀 Tratto(トラット):ミシュラン星付きチームによる、モダン&カジュアルなイタリア料理を提供。中庭・バー・ルームサービスも対応。
- 🍸 Zefiro Rooftop(ゼフィーロ):屋上レストラン。ドゥオモやトスカーナの丘を望む絶景テラスで、DJイベントやアペリティーボが楽しめます(2025年夏後半開業予定)。
- 🍣 Akira Back(アキラ・バック):ミシュラン星獲得シェフが手がける韓日フュージョン料理。独創的なプレゼンテーションとフレーバーの融合が魅力(同上)。
フィレンツェを訪れる旅行者・出張者それぞれにうれしいポイント
旅行者にとっての魅力は、徒歩圏で主要観光地を網羅できる圧倒的立地と、洗練されたライフスタイル体験の数々。観光の合間に、W Loungeでのカクテルタイムや屋上テラスからの夕焼けを堪能できます。
出張者やビジネストラベラーには、24時間利用可能なフィットネス「FIT」や、最新設備を備えた多目的ミーティングスペースも完備されており、ワーク&ライフの両立が叶います。
W Hotelsとは?―進化し続けるライフスタイルブランド
W Hotelsは、ニューヨークで誕生したマリオットのライフスタイル系ブランド。世界約70都市に展開し、「Whatever/Whenever®(いつでも・何でも)」のサービス精神を掲げ、ミレニアル〜Z世代を中心に高い支持を得ています。
イタリアではすでに**W Rome(ローマ)**が営業中で、今回のW Florenceは同国2軒目。ヨーロッパではWブダペストやWプラハなど、カルチャーとトレンドの発信地に次々と進出しており、世界的にも“都市型ラグジュアリーの象徴”としての存在感を高めています。
今後の展開とラグジュアリートレンド
W Florenceの開業は、マリオットが進めるWブランドのリブランド戦略の一環でもあります。今後は、**Wホーボーケン(米国)**のリニューアルなど、既存物件のアップグレードも進行中。
ヨーロッパの都市型デスティネーションにおいて、ライフスタイル型ラグジュアリーホテルの存在感はさらに増すことが予想されます。
公式発表・プレスリリース
W Hotels Announces the Opening of W Florence – July 1, 2025(公式)
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
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