ハイアット ホテルズ コーポレーション(Hyatt Hotels Corporation)は2025年8月7日、同社のラグジュアリーブランド「パークハイアット」がマレーシアに初進出することを正式発表しました。新たに誕生した「パークハイアット クアラルンプール(Park Hyatt Kuala Lumpur)」は、アジア太平洋地域で最も高い超高層ビル「Merdeka 118」の75階〜114階に位置し、“空に浮かぶ我が家”をコンセプトに、比類ない眺望と洗練された滞在体験を提供します。
パークハイアット クアラルンプールとは?
「パークハイアット クアラルンプール」は、世界で50軒目となるパークハイアットブランドの節目となる物件であり、マレーシア国内では初の展開です。Merdeka 118は高さ678.9メートルを誇り、東南アジアで最も高い建築物。ホテルはその高層階に位置し、クアラルンプールの絶景を一望できる立地が大きな魅力です。
全252室の客室とスイートは、床から天井まで広がるガラス窓が開放感を演出し、自然光と街並みの美しさを取り込む設計。ゆったりとしたバスルーム、ウォークインクローゼット、プライベートダイニングスペース、アロマシャワースチームなど、快適かつ贅沢な設備が揃っています。
伝統と現代が融合したデザインとアート
インテリアはロンドンを拠点とするG.A Groupが担当し、マレーの伝統家屋「カンプンハウス」の美学を現代的に再解釈。真鍮製の透かし模様や伝統的な織物を模した素材、天然木のアクセントが空間に温かみと繊細さを与えています。
また、館内にはArtlinkによってキュレーションされたアート作品が展示され、マレーシアの自然や色彩をテーマに、世界的アーティストによる作品とローカルクラフトが調和する「プライベートギャラリー」のような空間となっています。
美食体験とウェルネスの高みへ
レストランとバー
3つの飲食施設が用意されており、特に注目すべきは以下の通りです:
- Merdeka Grill:シェフがテーブルサイドで調理するセダーウッドでローストされたサーモンや、国産キャビアを使ったバニラアイスクリームなどが楽しめるグリルレストラン。
- Park Lounge:伝統料理Botok IkanやGulai Taucu Minangといった地元の味を再発見できるラウンジ。アフタヌーンティーはエグゼクティブ・ペストリーシェフによる演出で、まさに芸術作品のような一皿一皿が提供されます。
- Cacao Mixology & Chocolate:クアラルンプール初の“チョコレート・バー”。カカオをテーマにしたカクテルと手作りチョコレート、パティシエとのプライベートワークショップも提供されます。
スパ・ウェルネス施設
99階に設けられたウェルネスフロアは、静寂と再生の空間。ヨガスタジオ、アロマスチーム、ヒマラヤ岩塩アルコーブ、30mインフィニティプールに加え、サーカディアン(体内時計)セラピーを導入した東南アジア初のスパとして注目されています。地元の天然素材でオリジナルのバスソルトを作れる体験もあり、五感を通じた癒やしが提供されます。
クアラルンプール滞在における注目ポイント
観光客にとっては、マレーシア独立の地「スタジアム・ムルデカ」やペタリン通りのチャイナタウン、モスクやミュージアムへのアクセスが徒歩圏内という点が大きな魅力です。特に建築や歴史に興味のある方には、Merdeka 118を中心とした文化探索ツアーも楽しめます。
ビジネスパーソンにとっては、ハイフロアの静かな環境でのワーケーションや、機能性と美しさを兼ね備えた会議室が重宝されそうです。
パークハイアットとは?
パークハイアットは、ハイアットの中でも最上級のラグジュアリーブランドに位置づけられ、世界の主要都市やリゾート地に展開しています。東京・京都・ニセコなど日本国内にも進出しており、「静かな自信に満ちたサービス」「洗練されたアートとデザイン」「個性的なダイニング体験」が特徴です。
今回のクアラルンプール開業により、ブランドとしては世界50軒目のマイルストーンを迎え、東南アジアでのプレゼンスをさらに強化する一歩となります。
今後の展望:ハイアットのクアラルンプール戦略
パークハイアットに加え、ハイアットは2025年内にクアラルンプール市内で3軒の新規開業を予定しており、多様な旅行者ニーズに応えるラインナップを拡充中です。今回のMerdeka 118への出店は、単なる高層ホテルとしての話題性だけでなく、都市再生「Warisan KL」構想の一環として地域活性化にも寄与するプロジェクトです。
都市のランドマークにブランド価値の高いラグジュアリーホテルを融合させる手法は、グローバルのホテル業界でも注目のトレンドです。今後のマレーシア市場の成長において、ハイアットの戦略的な拠点として同ホテルの果たす役割は大きいでしょう。
出典・公式情報
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
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