ヒルトンは2025年8月19日、パキスタン初となる同社ブランドのホテル「ダブルツリーbyヒルトン・ナティアガリ（DoubleTree by Hilton Nathiagali）」を開業したと発表しました。首都イスラマバードから車で約2時間、絶景の山岳リゾート「ガリヤット地方」に位置する本施設は、豊かな自然と温かなホスピタリティを融合させた、ビジネス・レジャー両面において魅力的な滞在先です。
緑深い山岳リゾートに誕生した、ヒルトン初のパキスタン拠点
ナティアガリは、標高約2,500メートルの涼やかな高原地帯で、避暑地として知られるガリヤット地方の中心地。新たに誕生した「ダブルツリーbyヒルトン・ナティアガリ」は、首都イスラマバードからわずか85kmに位置し、都市部からのアクセスも良好です。
全110室の客室は、パインの森や名峰ムシュクプリ（Mushkpuri）とミランジャニ（Miranjani）の絶景を望む設計となっており、14室のスイートルームを含む上質な空間が広がります。木の温もりに包まれたインテリアは、家族旅行やカップルでの滞在にもぴったり。四季折々の自然を間近に感じながら、心地よい滞在を楽しめます。
高原リゾートならではの魅力的な施設・サービス
本ホテルは、ただの宿泊拠点にとどまらず、高原ならではの「癒し」や「体験」にも重点を置いています。
注目の施設は、ガラス張りの壁から大自然を望む屋内インフィニティプールや、スパ＆ウェルネスセンター。パノラマビューの中で受けるマッサージやホリスティックセラピーは、日常を忘れさせてくれる極上のひとときです。
さらに、2025年中にはパキスタン初の山岳パデルコートが誕生予定。専用ラウンジにはプライベートシネマ、キッズゾーン、美容サロンまで完備される予定で、長期滞在でも快適に過ごせます。
レストランも充実しており、館内にはアジア料理の「Shogun」、インターナショナルビュッフェを提供する「Zareen」、高原の空気とともに楽しめる「Lalazar Terrace Café」など、4つの個性的なダイニング施設が揃っています。特に屋外テラスでのハイティーやBBQは、非日常感たっぷりです。
観光にも出張にも。ナティアガリの魅力とは？
ナティアガリ周辺には、人気のトレッキングスポットであるムシュクプリ・トレイルやアユビア国立公園、英国統治時代に建てられた歴史的な「セント・マシューズ教会」などが点在し、自然と歴史を感じる旅が叶います。
観光旅行なら、大自然に癒されるリトリートステイが実現。出張やMICE利用での滞在にも配慮されており、館内には200名収容のバンケットホールや、少人数向けのミーティングルーム、ハイスピードWi-Fi、AV機器も完備。ビジネス利用にも十分対応できる設備が整っています。
また、ホテルにはヘリポートも設置されており、特別なゲストやVIPのアクセスにも対応可能です。
ダブルツリーbyヒルトンとは？ブランドの特徴と今後の展望
「ダブルツリーbyヒルトン」は、世界60か国以上に700軒以上を展開するヒルトンの中でも急成長中のブランド。55年以上にわたり、ビジネスとレジャーの両方に対応した快適な滞在を提供し続けています。名物の「チョコチップクッキー」でのウェルカムも、ブランドを象徴するおもてなしの一つです。
パキスタンにおける今後の展開にも注目が集まっており、今回のナティアガリ進出は、ヒルトンが同国の観光ポテンシャルに本格参入する第一歩といえるでしょう。今後は都市部やその他の観光地での開業も期待されています。
まとめ：大自然とヒルトンのホスピタリティが融合した新リゾート
今回開業した「ダブルツリーbyヒルトン・ナティアガリ」は、ヒルトンブランド初のパキスタン進出としてだけでなく、山岳リゾートの新たなモデルケースとしても注目に値します。自然、文化、ラグジュアリーが融合したこのホテルは、今後ますます訪れる価値のあるデスティネーションとなりそうです。
出典・引用元
Hilton Debuts in Pakistan with DoubleTree by Hilton Nathiagali（公式プレスリリース）
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
ブログ「くまねこたび」では、日本に出店している外資系ホテルの一覧や、会員制度の比較なども紹介しています。旅行の参考にぜひご活用ください。
