ヒルトンは2025年7月8日付で、長期滞在型の新ブランド「LivSmart Studios by Hilton」の第一号ホテルをテネシー州タラホマに開業したと発表しました。89室規模のこの施設は、スタジオアパートメントの快適さとヒルトンならではのホスピタリティを兼備した“ハイブリッド型長期滞在ホテル”の先駆けとなります 。
目次
詳細情報
- ホテル名/場所:LivSmart Studios by Hilton Tullahoma(テネシー州タラホマ、市中心部郊外、251 William Northern Blvd)
- 客室数:89室。
- 次期開業予定:今年夏、インディアナ州ココモで2号店(137室)がオープン予定 。
- ブランドコンセプト:10泊以上の長期滞在を想定し、フルキッチン(2バーナー+冷蔵庫+食洗機+電子レンジ+高品質調理器具)やオープン収納、可変家具を備え、住むように過ごせる快適さを追求 。
- 共用スペース:明るいロビー、セルフランドリールーム、フィットネスセンター、ミニマーケット、屋外パティオ(ファイヤーピット&グリル付き)を備え、長期滞在を豊かにサポート()。
- 会員特典:Hilton Honors会員は1ドルにつき3ポイント獲得。10泊ごとにボーナス3,000ポイント。ダイレクト予約向けには「ポイント+マネー」スライダー、無料Wi-Fiなど特典あり 。
現地目線の注目ポイント
- 観光客にとって:タラホマは航空・先端研究の拠点で、ビーンクラフト・ヘリテージ博物館など文化施設にも近接。ジャック・ダニエル蒸溜所へは車で20分と、観光拠点としても重宝します。フルキッチン完備だから“地元食材を買って自炊”という旅プランにもぴったりです()。
- 出張・長期赴任者にとって:ランドリーやジム、EV充電設備・ペット対応など、生活インフラが整備されているため、仕事・滞在に集中できる環境。Hilton Honorsのポイント還元も魅力です()。
ブランド解説:Hilton長期滞在ブランドの戦略
ヒルトンは多様なブランドを展開する中で、長期滞在ニーズに応じて「Homewood Suites」「Home2 Suites」などを展開してきました。2024年には新たなカテゴリーとしてLivSmart Studiosを刷新。中価格帯ながらもApartment‑styleの生活機能を重視し、FC加盟型の効率運営と高い資産価値を提供。今回の評価される要素は、運営側と緻密に設計したスケーラブルな運営モデルにあります 。
また、Fast Companyの「2024 Most Innovative Companies」にも取り上げられており、先進性が注目されるブランドです 。
今後の展望
- 2号店以降の動向:「ココモ開業(夏予定)」に続き、世界で90軒以上が計画・交渉中。Deal数は225件超と、大規模な拡大戦略が進行中()。
- ホテル業界トレンドとの関係性:長期滞在需要は、リモートワーク普及や専門職の派遣増など背景があり、機能×快適性=「We live here」体験が求められています。本ブランドはそこに応え、今後の標準モデルとなる可能性大。
- 地域展開への期待:米国中心の立ち上げから、日本でも「LivSmart風」設計の外資系長期滞在ホテル参入が想定され、最新動向注目です。
出典・引用元
- “A New Era for Long‑Stays: Hilton Opens First LivSmart Studios Hotel in Tullahoma, Tennessee” (Hilton / BusinessWire, 2025年7月8日)
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
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