【IHG新規開業】「ガーナー」や「ヴィネット」など、コンバージョン特化ブランドが急拡大中｜IHGの2025年最新動向

2025年6月14日

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IHGホテルズ＆リゾーツ（以下IHG）は、2025年第1四半期時点で新規ホテル開業の約60％を“コンバージョン型”で占めるなど、ブランドの拡大を加速させています。独立系ホテルのブランド転換に対応した「Vignette Collection（ヴィネット・コレクション）」や「Garner（ガーナー）」といったソフトブランドが、オーナーから高い支持を集め、世界各地で展開を拡大中です。

詳細情報

IHGが発表した最新の公式情報によると、同社は既存ホテルのブランド転換（コンバージョン）に特化した複数のブランドによって、世界的に成長の勢いを見せています。2023年から2024年にかけて、グローバルでのコンバージョン契約件数はほぼ倍増。2025年第1四半期だけでも、新規開業の60％、契約の40％がコンバージョン型でした。

注目ブランドのひとつが**「Vignette Collection（ヴィネット・コレクション）」。2021年に誕生したラグジュアリー＆ライフスタイルセグメント向けのブランドで、独立系高級ホテルを対象に、IHGの世界的ネットワークを活用しつつ、それぞれのホテルの個性を活かせるのが特徴です。すでにワシントンD.C.、リマ（ペルー）、サンフランシスコ**などに展開しており、日本、フランス、ドイツでも契約が進行中です。

また、IHGで最も急成長しているプレミアムブランドが**「voco hotels（ヴォコ）」**。カジュアルながら個性的な体験を提供するブランドで、2028年までに世界で200軒の展開を目指しています。2024年後半にはアトランタ、ツーソン、ラグナヒルズでの新規開業が予定されており、カナダ、アルバ、トルコへの進出も進んでいます。

中価格帯で注目されているのが**「Garner hotels（ガーナー・ホテルズ）」**。2023年8月に登場した新ブランドですが、わずか2年で120軒以上が開業・開業予定となり、今後数年で4倍規模の展開を見込んでいます。コンバージョンコストの低さや柔軟なデザイン規格、迅速な開業準備が支持され、ドイツ、イタリア、日本などで展開。カナダやトルコでも契約が進んでいます。

さらに2025年初頭には、都市型ライフスタイルブランドの**「Ruby（ルビー）」**がIHGの20番目のブランドとして加わりました。もともと欧州で人気の高かった「アーバン・マイクロホテル」スタイルで、オフィスビルなどのコンバージョンにも柔軟に対応。今後10年で120軒以上の開業を目指しており、コペンハーゲン、ベルリン、ジュネーブでの契約が発表されています。