(2025年7月15日発表)
IHGホテルズ&リゾーツ(以下IHG)は、FET SYSTEM INC.との新たな契約により、兵庫県三田市と佐賀県鳥栖市の既存ホテル2軒を「ANAホリデイ・イン」ブランドへ転換し、2026年にリブランドオープンすることを発表しました。これにより、両都市にとって初のインターナショナルブランドホテルが誕生することとなります。
自然と都市を結ぶ、三田と鳥栖に「ANAホリデイ・イン」新規誕生
IHGとFET SYSTEM INC.の協業によって生まれるのは、「ANAホリデイ・イン神戸三田(旧・セレクトンプレミア神戸三田ホテル/130室)」と「ANAホリデイ・イン鳥栖(旧・ホテルビエントス/126室)」の2軒。両ホテルとも2026年に全面改装を経てホリデイ・インブランドとして生まれ変わります。
IHGが世界的に展開している「オープンロビー」コンセプトをはじめ、ホリデイ・インのブランドらしい快適性と利便性を備えたホテルへと刷新される予定です。
神戸三田:自然に包まれたリゾート感と地域交流の拠点に
「ANAホリデイ・イン神戸三田」は、神戸市の北約40kmに位置する自然豊かな三田市に誕生します。ハイキングやサイクリング、ゴルフといったアウトドアレジャーの玄関口としても人気のエリアで、全室からパノラマビューを楽しめるのが魅力。
会議室やイベントスペースも併設され、地域コミュニティのハブとしての役割も期待されています。レジャーはもちろん、企業研修やワーケーションにも対応できる柔軟な空間設計になるとのことです。
鳥栖:ビジネス需要を支える好立地で、国内外ゲストを歓迎
「ANAホリデイ・イン鳥栖」は、九州の物流・製造業の中心地ともいえる佐賀県鳥栖市に誕生。博多から電車でわずか30分、鳥栖駅からも徒歩5分という利便性の高い立地で、出張や会議需要に応えるホテルとして機能します。
周辺には飲食店やショッピング施設も多く、週末の観光にも最適。地元の魅力に触れながら、快適に過ごせる滞在拠点となるでしょう。
地元視点の注目ポイント:アクセスの良さと“初の外資系”という安心感
旅行者にとって「インターナショナルブランドのホテルがある」という事実は、安心感に直結します。特に三田や鳥栖のように、観光地や交通の結節点でありながら、外資系ホテルの少ないエリアではその存在感は大きなものに。
三田は関西圏からの週末旅行に、鳥栖は九州各地への出張や遠征にと、それぞれ異なるニーズを満たすロケーションです。これまで地元のビジネスホテルが主流だったエリアに、世界水準のサービスが加わるのは大きな変化です。
ホリデイ・インとは?~世界最大級のホテルブランド
「ホリデイ・イン」は、IHGを代表するミッドスケールホテルブランドで、世界中に1,200軒以上を展開しています。手頃な価格帯でありながら、一定の品質と安心感を提供するブランドとして、家族連れからビジネス客まで幅広く支持されています。
日本国内でも「ホリデイ・イン大阪難波」や「ANAホリデイ・イン仙台」などが展開中で、近年では「ANAホリデイ・イン岩手北上」も開業予定。都市部から地方都市へと、ブランドの広がりを見せています。
IHGの日本展開、さらなる拡大へ
今回の発表により、日本国内におけるホリデイ・インブランドの展開数は、開業済みと計画中をあわせて15軒に。IHG全体では、国内10ブランド・54軒のホテルを運営し、さらに17軒が開業準備中という積極的な展開を続けています。
今後も「転換型(コンバージョン)」による迅速なブランド展開が加速すると見られ、地方都市への進出も進むでしょう。これは、日本全国で宿泊ニーズが多様化・高度化する今のトレンドに即した戦略と言えます。
出典・引用元
IHG公式プレスリリース(2025年7月15日発表)
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
ブログ「くまねこたび」では、日本に出店している外資系ホテルの一覧や、会員制度の比較なども紹介しています。旅行の参考にぜひご活用ください。




