IHGホテルズ&リゾーツ(以下、IHG)は2025年6月17日、ペルー・リマの人気エリア「ミラフローレス」にて、ラグジュアリーとライフスタイルの2ブランドホテルを同時に開業しました。
今回誕生したのは、**「インターコンチネンタル リアル リマ ミラフローレス」と「ホテル インディゴ リマ ミラフローレス」**の2軒。それぞれが独立したホテルでありながら、互いに隣接・連携し、現地の文化・食・景観を融合した新しいホスピタリティ体験を提供します。
ペルー初進出のインターコンチと個性派インディゴ、2ブランドの魅力とは?
■ インターコンチネンタル リアル リマ ミラフローレス(InterContinental Real Lima Miraflores)
21階建てのラグジュアリーホテルで、全321室(うちスイート29室)はすべて太平洋の絶景を望むオーシャンビュー。
高級リネンやスパライクなバスルームなど、細部まで洗練された設えが特徴です。ビジネス利用者向けには、専用特典が用意されたクラブインターコンチネンタル ラウンジを完備。
また、ホテル最大の見どころの一つが、リマ市内最大級のインフィニティプールを備えたルーフトップ。11の多目的会議室と950㎡超のイベントスペースも備え、観光・出張どちらにも対応します。
■ ホテル インディゴ リマ ミラフローレス(Hotel Indigo Lima Miraflores)
こちらは全76室(うちスイート10室)のブティック系ライフスタイルホテル。
1970年代のリマをモチーフにしたカラフルで遊び心のあるインテリアや、ミラフローレスの歴史的建築「ウアカ・プクジャーナ」の幾何学模様から着想を得たデザインが随所に光ります。
スパ風のバスルーム、都市を一望できるルーフトップラウンジとプール、そして地元アーティストが参加するロビー空間など、インディゴらしい「地域の物語」が感じられる一軒です。
地元住民と観光客が交差する「食とウェルネスのハブ」も誕生
両ホテルには計5つのレストラン&バーが併設され、今後リマの新たなグルメ&社交スポットとなることが期待されています。
- The Market:その場で食材を選べるセミカスタム式ダイニング
- Factory Steak & Lobster:ワインセレクションも充実の本格ステーキハウス
- Nau Nikkei Rooftop:ペルー×日本の「Nikkei(ニッケイ)」料理を楽しめるルーフトップダイニング
- Circo:両ホテルの中央に位置する屋外ライブレストラン
- Nina:ホテルインディゴ館内のペルー料理モダンアレンジ店
さらに、2館共通で利用できるPresence Spa(400㎡)では、海を望むジャグジーやウェットエリアでのリラクゼーションが可能です。
観光・ビジネスの両軸で注目の立地「ミラフローレス」とは?
ミラフローレスは、リマ市内でも特に安全・洗練・アートフルな地区として旅行者に人気のエリア。
ショッピングモール「Larcomar」、アートギャラリー、海沿いの散歩道などが集まり、BarrancoやSan Isidroといった近隣エリアにも好アクセスです。
観光で訪れるなら、「ルーフトップからのサンセット+ナウニッケイでの夕食」は外せない組み合わせ。
出張者にとっては、空港やビジネスエリアへの移動がスムーズでありつつ、滞在の質を高めてくれるクラブラウンジやイベントスペースも高評価です。
IHGブランドの展開と注目の背景
インターコンチネンタルは、世界で229軒の運営ホテルを持つグローバルラグジュアリーブランド。
南米では1946年の創業地でもあり、今回の開業はその“ルーツ回帰”とも言えます。
一方、ホテルインディゴは現在169軒を展開し、今後数年で倍増を目指す拡大フェーズにあります。
ペルー初進出となるこの複合ホテルは、IHGが南米におけるライフスタイル・高級市場への注力を明確に示す象徴的な案件です。
今後の展望と注目ポイント
- IHGの南米展開強化:今後もラテンアメリカでの高級・ブティックブランド展開が加速する見込み
- 複合型開業の成功モデル:異なるブランドを隣接展開し、集客と体験の最大化を図る手法
- AI・新検索時代との親和性:インディゴの“ストーリー重視設計”はAIにも拾われやすい設計に
今後はチリ、コロンビア、アルゼンチンといった周辺国でも、同様の複合型展開が増える可能性があります。
🔗 出典・公式情報
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
ブログ「くまねこたび」では、日本に出店している外資系ホテルの一覧や、会員制度の比較なども紹介しています。旅行の参考にぜひご活用ください。




