IHGホテルズ＆リゾーツ（以下、IHG）は2025年8月14日、プレミアム・ライフスタイルブランド「voco（ヴォコ）」をタイ・プーケットに初展開することを発表しました。新たに開業予定となる**「voco Phuket Bangtao（ヴォコ・プーケット・バンタオ）」**は、2029年の開業を予定しており、全175室の客室を擁するホテルとなります。IHGにとっては、vocoブランドとしてタイ国内3軒目の契約であり、プーケット初進出となります。
プーケット西海岸の注目エリア「バンタオ」にvoco初登場
voco Phuket Bangtaoは、タイでも屈指のビーチリゾート地・プーケット島の西海岸に位置するバンタオ地区に誕生します。このエリアは、白砂のビーチが続く穏やかな環境と、高級ヴィラやビーチクラブが集まるライフスタイルエリアとして近年注目を集めています。ホテルはプーケット国際空港から車で約30分という好立地にあり、観光・ビジネスのどちらにも利便性が高い点が魅力です。
175室の客室・スイートを備えるほか、レストラン、ラウンジ＆バー、スパ、スイミングプール、フィットネスセンターなど、滞在を快適に彩る施設が揃う予定です。ブランドの特徴である「ちょっと気の利いた快適な滞在」を体現する、モダンかつ自然を感じさせるデザインが採用される見込みです。
現地視点で見る注目ポイント
観光で訪れるなら、ホテルが位置するバンタオ地区はとても魅力的です。落ち着いた雰囲気の中に、ビーチクラブやオーガニックカフェ、ヨガスタジオなどが点在しており、健康志向な旅を楽しみたい方には特におすすめです。また、ホテルから少し足を伸ばせば、ラグーナ・プーケットのリゾートエリアや、賑やかなパトンビーチ方面にもアクセス可能。静けさと利便性のバランスが取れたロケーションは、家族連れやカップル、長期滞在者にもぴったりです。
ビジネスや出張で滞在する方にとっても、ホテルの近くには国際的なレストランやゴルフ場、会議向け施設が揃っており、観光地でありながらも機能性の高い拠点として活用できる点もポイントです。
vocoとは？注目ブランドの特徴と世界展開
「voco（ヴォコ）」は、IHGが2018年にローンチしたプレミアム・ライフスタイルブランドです。ブランド名の語源はラテン語の“to invite”や“to come together”で、気取らず心地よいおもてなしをコンセプトにしています。フォーマルすぎず、カジュアルすぎない“vocoらしい”絶妙な空気感が、都市型からリゾート型まで幅広い旅行者に人気です。
世界ではすでに180軒以上のホテルが開業・開業予定で、タイ国内でも2025年内に「voco Bangkok Surawong」が開業予定。今回発表されたvoco Phuket Bangtaoは、タイ国内で3件目の契約物件であり、今後のvocoブランドのアジア展開を示す重要なステップとなります。
タイ市場でのIHGの展望と今後のトレンド
IHGは現在、タイ国内に9ブランド・40軒のホテルを展開しており、さらに41軒の開発計画が進行中です。中でもvocoは、急成長中のブランドとして特に注力されており、今後も主要都市やリゾート地での展開が期待されています。
今回の契約パートナーであるAssetWise社は、これが初のホスピタリティ事業参入。実績あるIHGとの提携により、今後もホテル開発を強化していく可能性があります。タイ・プーケットは高級ホテルの激戦区として知られており、voco Phuket Bangtaoがどのように差別化を図るかが注目されます。
旅行需要の回復が進む中で、IHGの多様なブランドポートフォリオとスピーディな展開は、アジアにおけるホテル業界の新たな動向を象徴していると言えるでしょう。
出典・引用元
IHG公式プレスリリース｜IHG accelerates growth in Thailand by introducing voco hotels to Phuket (2025年8月14日発表)
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
ブログ「くまねこたび」では、日本に出店している外資系ホテルの一覧や、会員制度の比較なども紹介しています。旅行の参考にぜひご活用ください。
