IHGホテルズ&リゾーツ(InterContinental Hotels Group)は2025年6月25日、新たにスコットランド・エディンバラのヘイマーケット地区に「Garner Hotel Edinburgh – Haymarket(ガーナー・ホテル・エディンバラ・ヘイマーケット)」を開業したと発表しました。夏のフェスティバルシーズンを目前に控えたこのタイミングで、利便性と快適さを兼ね備えたミッドスケールホテルが登場しました。
エディンバラの中心部に誕生した「ガーナー」ブランドの旗艦ホテル
新しくオープンした「Garner Hotel Edinburgh – Haymarket」は、IHGが2023年に立ち上げたミッドスケール向けブランド「Garner(ガーナー)」として、スコットランドでは初の展開となります。客室数は195室。運営はファミリー企業のPalm Holdingsとの提携によって行われています。
ホテルは、ヘイマーケット駅の目の前という抜群の立地にあり、エディンバラ城やEICC(エディンバラ国際会議センター)、マレーフィールド・スタジアム、プリンセス・ストリートといった主要スポットにも徒歩圏内。エディンバラ国際フェスティバルやフリンジ・フェスティバルなど、夏の一大イベントを楽しむ拠点としても最適です。
快適性と手頃さを両立したスマートな滞在を提案
Garnerブランドのコンセプトは、「シンプルで快適、そして信頼できる滞在」。このホテルもその理念に基づき、モダンなデザインの客室にはプラッシュベッド(ふかふかの寝具)、遮光カーテン、無料Wi-Fiなどを完備。24時間利用可能な軽食エリア「Garner Shop」や、気軽に利用できる「Grab & Go」形式の朝食など、旅行者にうれしい工夫が随所に施されています。
また、併設レストラン「Platform 5」との提携により、朝食付きプランやゲスト限定の飲食割引も提供。地域密着型のサービスが、訪れるゲストに“スコットランドのホスピタリティ”を感じさせてくれます。
地元に根ざした取り組みも注目ポイント
このホテルでは、単に宿泊体験を提供するだけでなく、地域社会への貢献にも力を入れています。例えば、期間限定で「1滞在につき1ポンドをAction Against Hungerに寄付する」プログラムを実施。地元の雇用創出や文化支援にも積極的に関わっており、まさに“意味のあるホスピタリティ”を体現する存在です。
観光にもビジネスにも好立地!エディンバラ滞在の新しい選択肢に
観光で訪れる方にとっては、ヘイマーケット駅目の前というアクセスの良さが最大の魅力。エディンバラ城や市内の観光名所へもすぐにアクセスできます。また、出張者には、EICCやマレーフィールド・スタジアムが近く、交通の便が良いことが大きな利点です。さらに館内に駐車場も完備されており、レンタカー利用にも対応しています。
「Garner(ガーナー)」ブランドとは?IHGの成長著しいコンバージョン型ブランド
Garnerは、IHGが2023年にローンチしたばかりの新ブランドで、既存ホテルをコンバージョン(ブランド転換)する形で展開しています。中価格帯(ミッドスケール)でありながら、高品質で快適な滞在をリーズナブルに提供する点が特徴です。今回のエディンバラを含め、世界で23軒がすでに開業しており、さらに94軒が開発中。欧州ではプレストン(イングランド)、ローマ(イタリア)、イスタンブール(トルコ)などでも展開が進んでおり、今後の成長が期待されています。
今後の展望とホテル業界へのインパクト
Garnerブランドは、IHGの戦略的成長を担う中核ブランドのひとつとして位置づけられています。特に欧州を中心としたコンバージョン市場において、今後も数多くの開業が予定されています。IHGはこの動きを通じて、ミッドスケール市場でのシェア拡大を狙っており、今後のホテル業界全体のブランド多様化や価格帯の再編にも影響を与えそうです。
出典・引用元
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