IHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリー&ライフスタイルブランド「ホテルインディゴ」が、ロンドンのクリエイティブ拠点・クラーケンウェル地区に新たな旗艦ホテル「Hotel Indigo London Clerkenwell(ホテル インディゴ ロンドン クラーケンウェル)」を開業しました。ファリンドン駅から徒歩5分という好立地にあり、地元の歴史や文化をデザインに反映した個性豊かな空間が魅力です。
クラーケンウェルの職人文化をデザインに昇華
ホテルインディゴは「世界に同じホテルは二つとない」をコンセプトに、各地の文化や歴史を空間デザインへ落とし込むブランド。今回のクラーケンウェルでは、時計職人や金細工師、建築家といった地域の職人文化がテーマになっています。
全143室の客室は、まるで建築家のアトリエのような内装。デスクは製図用カッティングマットを模し、ヘッドボードは設計図を巻いた筒を積み上げたようなデザインです。客室番号は時計の文字盤をイメージし、番号ごとの時刻が刻まれているなど、細部まで遊び心が行き届いています。
高速Wi-Fiやエスプレッソマシン、英国ブランド「Urban Apothecary」のアメニティ、ワークスペースなど、デザイン性と機能性の両立も魅力です。
3つの個性派ダイニングで“食”も堪能
館内には、地域性と物語性を融合させた3つの飲食施設があります。
- Wilderness Kitchen:地中海風ベジタリアンフレンドリー料理を、英国産の旬食材で提供。近隣のスミスフィールド・マーケットやイタリア系移民文化へのオマージュが込められています。
- Sabini Bar:1920年代の地元の有名人物チャールズ・サビーニにちなんだカクテルバー。シグネチャーカクテルや厳選ワイン、スペシャルティコーヒーが楽しめます。
- Hat and Feathers:館内にあるグレードII指定のヴィクトリアンパブ。「ディケンズ・コーナー」を設け、クラシックな英国パブ料理と多彩なエールを提供。貸切利用も可能です。
食事はカジュアルでありながらも洗練された空間で、宿泊者だけでなく地域住民の社交の場としても機能します。
出張にも観光にも便利なロケーション
ホテルはエリザベス線やテムズリンクでヒースロー空港やガトウィック空港に直通。ビジネス利用ではロンドン市内やシティ地区へのアクセスが抜群です。観光なら大英博物館やセントポール大聖堂、ショーディッチのアートシーンも徒歩圏内。
さらに、愛犬連れに嬉しい「Pet Getaway」プランでは、犬用ベッドや到着時のトリートを用意。館内クレジット付き宿泊プランもあり、館内レストランやインルームダイニングで利用できます。
ブランド「ホテルインディゴ」とは
ホテルインディゴはIHGホテルズ&リゾーツが展開するライフスタイルブランドで、各地の“ネイバーフッド(地域性)”をホテルデザインに反映するのが特徴です。世界で169軒が営業中で、最近ではポルトガル・アルブフェイラや英・リーズにも新規開業。さらに136軒が開業準備中です。
同ブランドは、訪れるたびにその街の物語を体感できる“滞在型ギャラリー”のような存在として、旅行者から支持されています。
今後の展望
ロンドンのホテル市場は、エリザベス線開通や国際イベント需要により再び活況を呈しています。クラーケンウェルの新ホテルは、クリエイティブ産業と観光をつなぐハブとして、地域経済や文化発信の拠点になる可能性があります。IHGは英国・アイルランドでのホテルインディゴの拡充を続けており、今後も歴史あるエリアでの開業が期待されます。
出典・引用元
IHG Hotels & Resorts – Official Press Release
※本記事は公式発表および業界一般情報に基づき、筆者の視点で編集・構成しています。外部メディアの翻訳・転載は行っておりません。
ブログ「くまねこたび」では、日本に出店している外資系ホテルの一覧や、会員制度の比較なども紹介しています。旅行の参考にぜひご活用ください。




